コラム

雨樋の取り付け金具の種類と取り付け方について解説します!

DIY愛好家のみなさん、自宅メンテナンスの中でも特に雨樋のメンテナンスは重要なポイントでしょう。
雨樋の取り付けにはさまざまな金具が使用されますが、その種類と選び方、取り付け方を正しく理解することで、より効果的なメンテナンスが可能になります。
今回は、軒樋と縦樋を固定するための金具の種類、それぞれの特徴と取り付け方法について解説します。

□雨樋の取り付け金具の種類について

雨樋を固定する金具には大きく分けて三つのタイプがあります。
それぞれのタイプには独自の設置方法と適用シナリオがあり、選択するにあたってはその特性を理解することが重要です。

1:打ち込みタイプ

このタイプは、屋根の下地であるたるきや鼻隠しに金具の尖った部分を打ち込んで固定します。
設置は手軽でありながら、たるきの間隔によっては1本飛ばしでの設置も可能です。
雨樋の種類によって異なる取り付け金具の間隔に注意しながら適切な位置に設置することが求められます。

2:正面打ちタイプ

正面打ちタイプは、鼻隠しの正面からビスを使用して金具を固定します。
施工のしやすさから、特に新しい雨樋の設置に適しているといえるでしょう。
この方法は、比較的安定した固定が可能で、メンテナンスのしやすさも魅力です。

3:横打ちタイプ

横打ちタイプは、たるきの横面に金具をビスで固定します。
この方法は、金具が抜けるリスクを低減できるため、長期間の使用に適しています。
特に、強風地域の使用において、その耐久性が求められる場合に有効です。

□縦樋を固定する金具の特徴とは?

縦樋を固定する金具には、「でんでん」と「トンボ」があります。
これらの金具は、縦樋を外壁に固定する際に使用され、それぞれ異なる特性を持っています。

1:でんでん(打ち込みタイプ)

「でんでん」と呼ばれるこの金具は、外壁に直接差し込み打ち付けるタイプです。
設置には外壁に穴を開ける必要があり、雨水の浸入を防ぐために傾斜に注意しながら取り付けることが重要です。
また、金具の穴にコーキングを注入することで、万が一の雨水浸入にも対応できます。

2:トンボ

トンボは、その名の通り外壁に面する部分が平面の板状になっており、ビスを使用して外壁に固定します。
この金具は、でんでんと同様に縦樋の安定した固定を目的としていますが、外壁への取り付けが比較的容易であるという特徴があります。

□まとめ

今回は、軒樋と縦樋を固定するための金具の種類とその取り付け方法についてご紹介しました。
自宅のメンテナンスに取り組む際には、これらの情報を参考にして、最適な金具を選択し、正しい方法で設置していただければと思います。
雨樋のメンテナンスは家全体の健康を守る上で欠かせない作業です。
適切な金具の選択と正確な取り付けで、より安全で快適な住環境を実現しましょう。
当社では外壁や屋根に関する修理や雨漏り工事、メンテナンスを行っています。
屋根で気になることがある方はお気軽に当社までお問い合わせください。