コラム
雨樋の耐用年数は?交換時期のサインを見逃さない!
家は大切な資産です。
長く安心して住むためには、定期的なメンテナンスが欠かせません。
その中でも、雨樋は家の寿命を左右する重要な役割を担っています。
本記事では、素材ごとの耐用年数と交換すべき劣化のサインについて解説します。
□雨樋の耐用年数と素材別の違い
1:塩化ビニール製
塩化ビニール製の雨樋は、安価で軽量というメリットがあります。
しかし、耐久性に劣り、経年劣化によってひび割れや変色が起こりやすいというデメリットがあります。
耐用年数は約15〜20年程度です。
2:ガルバリウム製
ガルバリウム製の雨樋は、亜鉛とアルミ、シリコンを混合した素材で、錆びにくく耐久性に優れています。
近年では、屋根材としても人気が高まっています。
しかし、塩化ビニール製に比べて価格が高いため、雨樋としては普及率が低くなっています。
耐用年数は約20〜30年程度です。
3:アルミ製・ステンレス製
アルミ製とステンレス製の雨樋は、錆びにくく、熱にも強いという特徴があります。
雨水にさらされる環境に適していますが、ラインナップが少なく、価格が高めです。
耐用年数は約30年程度です。
4:銅製
銅製の雨樋は、表面に緑青が発生することで酸化を防ぎ、耐久性に優れています。
しかし、酸性雨に弱く、穴が開く可能性があります。
耐用年数は約30年程度です。
□雨樋交換を検討すべきサイン
雨樋が劣化すると、ひび割れや変色、横樋の広がりなどが起こります。
これらのサインを見逃すと、雨水が流れ落ち、家の傷みが進行したり、室内に雨水が浸入したりする可能性があります。
早めに対処することで、安心して快適な住環境を維持できます。
1:ひび割れ
雨樋にひび割れが見られる場合は、交換を検討する必要があります。
ひび割れから雨水が浸入し、雨樋内部の腐食や家の構造材の腐朽につながる可能性があります。
2:変色
雨樋が変色している場合も、劣化のサインです。
特に、塩化ビニール製の雨樋は、紫外線に弱く、変色しやすいです。
変色は、見た目だけでなく、雨樋の強度低下を意味します。
3:横樋の広がり
横樋が大きく広がっている場合、雨水の流れが悪くなり、溢れやすくなります。
雨水は、家の基礎や外壁に流れ込み、構造材の腐食やカビの発生の原因となります。
□まとめ
雨樋の寿命は素材によって異なります。
塩化ビニール製は約15~20年、ガルバリウム製は約20~30年、アルミやステンレス製は約30年、銅製は約30年程度が目安です。
雨樋にひび割れや変色、横樋の広がりなどが見られる場合は、交換を検討する必要があります。
これらのサインを見逃すと、雨水が流れ落ち、家の傷みが進行したり、室内に雨水が浸入したりする可能性があります。
早めの対応が、快適な住環境を維持するために重要です。
当社では、設置環境に合わせた雨樋をご用意しております。
雨樋の寿命が気になる方はぜひ当社までご相談ください。